【映画】 Toy Story 1 [1995]
かなり久しぶりに「トイ・ストーリー」の一作目を観ました。前に見たのは十五年以上前ぐらいになるでしょうか。
その名の通り「おもちゃ」が主役のディズニーの映画です。この作品に出てくるおもちゃ達はみんな生きていて、人間が見ていないところでは様々なことをして暮らしています。
もうすぐ誕生日を迎える少年アンディのおもちゃ達も、アンディの一番のお気に入りのカウボーイのウッディを中心として日々を過ごしているのですが、そこへ誕生日プレゼントで新しいおもちゃの「バズ・ライトイヤー」がやってきます。ウッディは彼を敵視するのですが、ひょんな事から二人は外出先に置き去りにされてしまい、半ば仕方なく協力して家に帰ることになり、その道中様々な事件が巻き起こります。
出来るだけネタバレも最小限におさえてどんな話か説明するのは難しいものですね。
小さい頃、ディズニーのビデオは毎作買ってもらっていて、そのどれも最低10回以上は繰り返して観るような子供だったので、トイ・ストーリーも数えきれないくらい観たと思います。昔は吹き替え版で観ていて、字幕で観たことも無かったので、今回初めてトム・ハンクス演じるウッディの声を聞きました。
昔は気にも止めなかったキャラなんですが、今回観てボー・ピープがとても優しく思いやりがあって魅力的なキャラクターに感じました。
ウッディと並んでいる女性の人形です。この作品のおもちゃ達は皆おもちゃの運命とも言うべき「いつか捨てられる」「遊んでもらえなくなる」という恐怖を常に持っています。若干昔ながらのおもちゃのカウボーイのウッディは、新しくやってきた宇宙飛行士のおもちゃのバズがアンディに気に入られることに嫉妬するのですが、それを慰める彼女の姿がとても印象的でした。
アンディの隣の家にはかなりサイコでマッドな少年が住んでいます。そいつがもう無茶苦茶な子供でおもちゃを爆破したり、所有するおもちゃの首を全部付け替えて部屋中不気味なおもちゃだらけにしていて、将来は性犯罪者間違いなし、というような子供です。昔もかなり怖いと思いましたが、この歳になってみると余計に怖く感じました。
日々を楽しそうに見えて不安に過ごすおもちゃ達の色んな感情の動きが魅力的な作品だと思います。三作目で完結するそうですが、実は一作目しか観たこと無いんです。近いうちに全部観る予定ですが、三作目はアカデミー作品賞にもノミネートされているので、かなり楽しみです。
今回かなり久しぶりにトイ・ストーリーを観て気付いたことが有ります。今まで自分は映画というのは、細かな台詞にも注意して裏に隠されたメッセージであるとか、テーマとなっていることをしっかりと意識しながら観なければいけない、という変な強迫観念にとらわれていたように思います。今回も全部英語だけで観たので、完全には聞き取れていない部分もありました。でも、昔にビデオを何度も何度も観ていた頃も、理解できていない台詞なんてたくさんあったでしょうが、とても楽しく純粋な気持ちで作品を楽しんでいたように思います。今回字幕も何も無しで観たからその時に近いような楽しみ方が出来たような気がしました。実際観ていて凄く楽しかったんです。ずっと笑ってました。
これからもたくさん映画を観るつもりですが、肩肘張らずに純粋に楽しんでいきたいです。
To infinity...
and beyond!!